週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング

悩み激増、「30歳の壁」をスマートに超える策 会社のリーダー研修がより迷いを深くする?

5分で読める
  • 大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事
2/3 PAGES
3/3 PAGES

会社側は、戦力となる人材を流出させないために、こういった研修では社内での活躍の場の可能性を具体的に示していく必要があるかと思います。

いずれにしろ、このような研修をきっかけに自分の気持ちに気づくのは悪いことではありません。むしろ、社会人になった早い時期から、自分はどんな人生を送りたいのか、じっくり考える時間を作ってみてください。

面倒がらずに「向き合う時間」を持つ

そしてその思いは、年齢とともに変化して構わないのです。考えるプロセスが重要ですから。「なんとなく働く」「みんなと同じでいい」「楽しければいい」という感覚で日々を過ごしていると、仕事も結婚も、本当に自分は何を求めているのかが分からなくなります。人は、漠然と描いていることを実現することは難しいのです。

買い物をするときに、「今度のデートに来ていく白いセーターが欲しい」と思って出かけるのと、「なんかかわいい服があったら買おう」と思って出かけるのとでは、まったく視点や意識が違ってくるはず。自分はどうしたいのかという価値観を明確にしていくことが重要です。

30歳のような年齢の節目は、何かに向き合うきっかけになりますが、有効にそれを乗り切っていくためには、そのとき急にではなく、普段から面倒がらずに自分と向き合う時間を持つことなのです。そのことが最終的には、自分を追い詰めない良策になると思います。

働き方や生き方は人それぞれで、今は生活形態もより多様になっています。そんな中、年齢階層の見えない壁にぶつかり、必要以上に苦しむより、ひとつの「通過点」としてとらえることができたらと思います。連続した時間があるだけで、実際はそこに壁などないのですから。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象