
毎日が「ノー残業デー」の会社

終業時間に退社することが、あなたは何回あるだろうか?
「ノー残業デー」の週1回? 2回? そもそも「定時に帰る」という発想がない人も多いかもしれない。
一方、岐阜県にある電気・設備資材メーカー「未来工業」の社員たちは、夕方4時45分になると帰り支度を始め、5時にはほぼ誰もいなくなる。
就業時間は7時間15分で、残業も仕事の持ち帰りも禁止。まさに毎日が「ノー残業デー」だ。
創業者の故・山田昭男氏が以前、テレビ「カンブリア宮殿」に出演した際のこと。
「家族との夕食を毎日とれるのが幸せ」と話す中堅社員のビデオ映像が流され、他社から転職してきた独身社員は、「平日に自分の時間がいっぱいあるので、前職ではあきらめていた『平日“婚活”』をやってみます!」と宣言してみせた。
未来工業は残業禁止の導入後30年間、赤字決算はなく、経常利益率の平均も10%を上回っている。残業禁止で、1日7時間15分しか働かないのに、儲かる会社であり続けている。
いったい、こんな「楽園企業」は、どのように生まれたのだろうか?
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