「休みが日本一多い会社!?」の“荒技”
もちろん、社員も会社も休みが多いのに越したことはない。
しかし、「年間140日も休みで、そのうえ有休が最長40日もとれる会社が、日本の上場企業の中にある」と聞けば、「そんなに休んで、本当に仕事が回るのか?」と思う読者も多いのではないか。
岐阜県の電気・設備資材のメーカー「未来工業」は、室内にある電気スイッチを壁の内外から覆う製品「スライドボックス」などを製造しており、国内トップシェアを誇る。経常利益率も平均10%を上回るなど、儲かる会社であり続けている。
2010年には、第1回「日本一大切にしたい会社」大賞も受賞している同社は、年間休日140日に加えて有給休暇最長40日と、「日本一休みが多い会社」とも言われている。
週休2日制で年間96日の休日。そこに祝日が加わり、年末年始の休日は2週間超もある。そのうえ、5月の連休には10日間休みにしてしまい、しかも夏休みも10日間ある(一部重複あり)。
さらに、未来工業式の“荒技”もある。火曜日が祝日ならば、なんと月曜日も休みにしてしまい、4連休にしてしまうのだ。
また、育児休暇は3年で、最長9年までとることができる。
未来工業はなぜ、ここまで「社員を休ませること」に熱心なのだろうか?
そして、なぜ同社は「驚きの高年収」を維持しているのか?
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