35歳商社マンは、転職して芝浦を本丸にした 大企業の看板を下ろした拓哉は通用するのか
慶應大学卒業後とある商社に勤めた拓哉。20代を「渋谷」「西麻布」で過ごし、挫折を経験し蒲田へと引っ越す。今の会社で頑張り続けるのか、それとも……? そんな拓哉の35歳の時のお話。
海を渡れるか? 34歳の決断
商社にいれば、海外赴任は避けて通れません。通常20代に声がかかることが多いのですが、僕は英語ができなかったというビハインドもあり、声がかかったのは少し遅かったですね。特に僕が期待されていないとかそういうことではないと信じています。
33歳で海外赴任の話が舞い込んできましたが、言われた先は、コンゴ……
ハードシップど真ん中です。商社では、赴任先の住環境や治安状態の違いによって、“危険手当”があるのですが、1級国のハードシップは、年収換算して、国内勤務の時より2割増しから2倍近い額になるんです。
僕の場合、1500万くらいになるかと……食費や住居費もかかりませんし、娯楽やレストランも少ないのでおカネは間違いなく貯まるんですよ。帰国したらすぐに家を買う人も多いですね。
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