28歳男は西麻布で恋愛カーストを引き上げる デートから徒歩圏の住まいに込められた下心

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西麻布に引っ越しました
千葉で生まれ育ち慶應大学卒業後、総合商社に勤務する拓哉(25歳)。大学時代の遊びのホームタウンである「渋谷」に住み、ようやく大人の男の第一歩を踏み出した。美女揃いで有名な、大手町にある保険会社Tの一般職の彼女をゲットした拓哉の3年後、28歳のときのお話。

 

「東京カレンダー」(運営:東京カレンダー株式会社)の提供記事です

蟻とキリギリスの話って知ってますか?

一日中、歌ったり遊んだりしてばかりのきりぎりすは、せっせと食べ物を集めて働いてばかりいるありを笑っていました。でも、やがて寒い冬がやってきて、食べ物がなくなると・・・って話。

あれって男女にも言えることだと思うんですよね(笑)学生の頃から飲んで食べて贅沢ばかりしていた女たちは、居酒屋バイトで「喜んで!」とか必死こいてバイトしている男たちを笑っていました。しかし、やがて、20代後半になって若さに陰りが見え始めると・・・。

周りの女性達が焦り出した

28歳になって、周りの女性達が、焦り出したんですよ。冬眠前のクマみたいに、一斉に「結婚」「結婚」って捕食に走る。

同期でも、彼女の部屋に突如ゼクシィが現れるという怪奇現象が発生したり、結婚系の映画を見せるという洗脳を仕掛けてきたり、共通の女友達から「あの子、お見合いさせられるらしいよ。」というでっち上げの情報捜査で撹乱を試みたり。そういう恋愛都市伝説みたいのがまことしやかに囁かれ始めます。

そうそう、英里って覚えてます? 彼女まだ26歳でした。それなのに1カ月前の土曜日、グランドハイアット『オークドア』でランチをしてたら、「実は今日ママもハイアットに来てるの。合流してもいい?」って奇襲攻撃。そこからは、新卒の面接より強い圧迫面接。

さすがに結婚は考えられなかったので、正直に言ったら、「泥棒!私の一番いい20代後半を盗んだ罪は重い」と罵られました。罪を償うため、即座に別れました。

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