28歳男は西麻布で恋愛カーストを引き上げる デートから徒歩圏の住まいに込められた下心
20代前半って、ブランドショップとか入る時、ビクビクしませんでしたか?ドアマンに恭しくドアを開けられて「いらっしゃいませ」とか言われてスカした顔しながらも、すごいびびってるっていう。
ブランドショップの店員さんの得体の知れない威圧感ってなんでしょうね。そんなに給料もらってないはずなのに、「いらっしゃいませ」って言いつつ、瞬時に上から下まで一瞥して、舐められているような気がしていました。自分のスニーカーの先の汚れにやたら目がいって貧乏くさく見えたりして・・・。
店員に話しかけられるのも嫌で、背後に視線感じると、さりげに距離とったりとか。いいなと思った服のプライスタグがひっくり返ってて、手を使わずに洋服を不自然に振ってタグを裏返そうとしてみたり(笑)。
カーストの構造がちょっとずつ変化
だけど、最近だと、「いらっしゃいませ」って言われたら、「どうも」とか、会釈する余裕もできたし、「何かお探しですか?」って言われたら「冬用のニットを探してるんですけど、おすすめありますか?」って軽口叩けるくらいの気軽に話せる余裕もできました。なんなら、お姉さんかわいいですね、と言ってお姉さんの反応見るくらい大人になりました。
歳を重ねて、男の中でのカーストの構造がちょっとずつ変化しているんですよね。若い時は、悪そうでオシャレな奴がカースト上位を占領してたけど、20代後半になると、金があることが必須項目になってきます。下克上さながらに、学生時代、不良の視線に怯えて、女子から、偽のラブレターとかもらって影で笑われてたガリ勉くんが、東大とか早慶入って、それなりにまともにデビューして、女子大からモテ初めるという、謎の歪みが発生する。
その後、社会人になって、下克上で下から突き上げてくる元ガリ勉の高収入層っていう流れ。男の28歳ってまさにこのカーストの戦国時代って感じです。僕ですか? まぁ、カースト上位10%層には少なくとも入っていると思いますよ(笑)。
西麻布に居を移し、渋谷時代までの劣等感の鬱憤を晴らすかのごとくハジけ始めた拓哉・・・。4年後、32歳の拓哉は何をしているのだろう?
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