ですからアピールは1回だけで諦めずに繰り返し行いましょう。ある商社に勤務しているYさんは海外勤務が可能な部門への社内転職を希望。英語など語学の勉強もしっかりと準備。ちょうど転職希望する事業部のキーマンが主催するワイン勉強会を社内のイントラネットで発見。その会に参加しつつ、キーマンの部長と仲良くなり、
「海外赴任できる部門への異動を希望しており、英語を勉強しています」
と何げないアピールを頻繁に行ったところ……2年後に、希望する部署への異動が実現。どうやらワイン会での地道な活動が功を奏したようです。
「彼は地道な努力を怠らない奴。それに礼儀正しく、義理堅い」とワイン会での実直な態度をキーマンが観察していてくれたようです。仕事上の接点がなくてもアピールする機会をつくることはできるのです。
あるいは、社内転職をエントリーする場を設けている会社が増えています。その機会を有効に活用して自分のアピールをするのも1つの手段ではないでしょうか?
1964年10月21日、東京都生まれ。86年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。96年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(小社刊)など。
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