「将来的にこのネットワークを使って、付加価値をつけた事業をつくるんだ」
「単なる通信だけでなく、リクルートならではのソフト事業に展開するのだ」
と熱く語って、各事業部門のエース級の人材を集め、現場にいるスタッフのモチベーションを上げたり外部から優秀な人材を引っ張ってきたりということを、精力的に行っていました。これは自分が会社を辞めてみてよくわかることですが、ベンチャー企業を興すときに、優秀な人材を確保する戦術とまったく同じです。
事業が大きければ大きいなりの魅力があるのと同時に、小さいベンチャー企業の中だからこそできる混沌の魅力というものがあります。そういったものを前面に出すことによって、優秀な人、責任感のある人を集めることは可能だということを先輩たちは示してくれました。
さて、そんな人気事業に社内転職するためには自分の自己アピールが大事。まずは自分という存在を知ってもらうことが必要。社内転職には履歴書は不要ですが
・これまでの経歴
・将来やってみたいこと
・自分のポリシー
などを簡潔に整理していつでも語れるような準備はしておきましょう。そして、転職希望の事業のキーマンに会える機会があれば堂々とアピールしてください。
「現在は総務で在庫管理をしています。多くの外部パートナーと仕事をする機会がありました。なかには相当優秀な営業との出会いもありました。そんな優秀な営業の仕事ぶりを日々分析して、自分も営業の仕事に挑戦したいと感じています」
と素直に気持ちをぶつけると、意外なほど、相手には刺さるもの。さらにアピールが印象的であれば人事異動で希望がかなえられることになる可能性は高まるはず。もちろん時間的にはすぐとはいかない場合もありますが、時間軸で焦らず待っていれば吉報はくるはずです。
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