プロがこっそり教える「女性のための交渉術」 苦手意識を克服して堂々と交渉をしよう
女性は職場や家庭において毎日交渉を重ねている
マレーネさんの講演は、「交渉」とは何かを定義することから始まった。まず、多くの女性たちが、交渉を「相手に対して自分の意見を押し通すものだ」と誤解しているという。
「たとえば、ケーキがあったとしますね。それを誰かと分けて食べるとき、全員分をきっちり同じサイズで分けることだけが公平というわけではありません。『あなたは今お腹が空いている?』、『もっと欲しい?』、『少なくていい?』……こういった対話を通じ、それぞれがその時に1番満足のいくサイズのケーキを自分のものにできるように調整する。これこそが交渉であり、お互いが最大のメリットを得られるプロセスです。『自分には交渉なんてできない』と考えている女性も多いかもしれませんが、それは違います。私たちは毎日、こうやって職場や家庭において交渉を重ねているはずなのです」


















