プロがこっそり教える「女性のための交渉術」 苦手意識を克服して堂々と交渉をしよう

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ポイント2.各種ツールを駆使して最適な伝え方を探す

「メール、電話、対面、それぞれのメリットを活かし、使えるツールを存分に駆使して自分の意見を伝えるようにしましょう。交渉はいつでも対面で行わなければいけないものでもありません。メールの方が効果的なときもあるし、時には誰かを仲介して自分の意思を伝えた方がいい場合もあります」

建設的に用件を伝えたいときや、相手の感情に振り回されたくないときはメールで。きちんと細かいニュアンスが伝わるようにしたいときは電話や対面で。必ずしも「対面ではっきり物を伝えなければダメだ」と思い込まず、その時々でふさわしいツールを使って交渉を進める方がいい。

ポイント3.結果を急がず「休憩」を挟む

仕事上のことでも家庭のことでも、「交渉は時間がかかるもの」とマレーネさんは断言する。違う価値観や考えを持った人間同士が折り合いを付けるのは、どのような局面においてもそう簡単なことではない。

「自分と相手の譲れないものが何なのかをお互いにさらけ出して交渉を続けても、まったく折り合いがつかないという場合もあります。でも、それはそれで普通のこと。結果を急がずに一息ついて、『一度休憩を挟み、考えを整理する時間を持ちませんか』とあなたから提案するのもひとつの手です」

自ら変化を生み出すことも重要

お互いの言い分がぶつかって場が硬直してしまったときは、「交渉のペース」を変えたり、「自分の考えを伝えるツール」を変えてみたり、自ら変化を生み出すことで状況が変わることもあるそうだ。

仕事も家庭も、自分の意思を頑なに貫くだけではうまくいかない。マレーネさんが教えてくれたような「交渉」をうまく自分のものにできれば、今後の仕事人生はより豊かなものになっていきそうだ。

(取材・文/朝倉真弓 画像提供/ちゃぶ台返し女子アクション実行委員会)

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『Woman type』編集部

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