長期化する2013年新卒採用(その2)--ばらつく内定時期、大学レベル間格差もくっきり

 

●内定学生は就活を終了する割合が増大している

内定学生のうち、他の企業への就活を継続する学生はどれくらいいるのだろうか? 13年卒の内定学生で就活を継続する学生は、文系で42%、理系で20%いる。ただし昨年と比べると急減している。昨年の就活継続学生は文系57%もいたし、理系でも29%いた。

減った理由として考えられるのは、12年卒ではまだ選考を開始していない大手企業も数多くあり、5月、6月選考企業へもチャレンジしてみるという学生が多かったことであろう。4月に内定が集中した11年卒と比べれば継続学生は増えており、企業の内定出しが遅れていることがわかる。

図表3:内定学生の就活継続意向

●未内定学生の多くは「卒業して新卒枠の就職活動」

大卒無業者が社会問題になっているが、就職先が決まらなかったらどうするかを、未内定学生に聞いてみた。最も多いのは「卒業して新卒枠での就職活動を継続する」で、文系39%(昨年36%)、理系32%(昨年31%)である。「卒後3年以内は新卒扱い」という厚生労働省の指針を信じてのものであろうが、既卒者の再チャレンジはきわめて厳しいと言わざるを得ない。

就職留年制度を導入している大学も多いが、学生も文系で20%、理系で18%が就職留年を選んでいる。理系の場合は進学が26%と多いが、理系だからできることで、文系では8%と少ない。

図表4:未内定学生の進路意向

 

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