腎臓寿命を延ばす40~60代「年代別腎臓ケア」→「慢性腎臓病予備群」になる前にするべき習慣

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腎臓のネフロンは60代になると20代のときの半分程度に減少するとされています。

これは、それだけ腎機能低下が進んでいるということに他なりません。

60代の腎臓ケアをどうするか

実際、慢性腎臓病の診断を下される人は、60代半ばあたりから目立って増えてくるようになります。ですから、60代を過ぎたなら、もう誰しも慢性腎臓病に片足を突っ込んでいるようなものと思っておくほうがいいのかもしれません。

もっとも、60代は腎機能の衰え具合に差がつく時期でもあります。腎臓が急速に弱ってどんどん機能不全に陥っていく人と、そんなに弱ることなく機能を保っていける人とでかなりの開きが出やすいんですね。

これはすなわち、腎機能低下のスロープの傾斜に違いが生じるということ。

普段、運動や食事に何の注意も払ってこなかった人は急勾配の坂道を転がり落ちていってしまいかねないのですが、その一方、運動や食事に気をつけて腎臓をケアした人はゆるやかな勾配の坂道をゆっくり進んでいけることになるわけです。

それにしても、いったいどうして落ち方に差がついてしまうのか。いろいろな要因が考えられますが、私はいちばん大きな要因は 「体を動かしているかどうかの差」 ではないかと見ています。

60代は、定年、親の介護、子どもの独立などで日々の生活パターンが大きく変わる時期です。とりわけ、定年を迎えると、それを機に日々の身体活動度がグッと落ちてしまう人が少なくありません。

なにしろ、それまで何十年と通い続けた会社に行かなくてもよくなるわけで、通勤がなくなるのはもちろん、会社関係の人とのつき合いもぷっつり途絶えてしまうことになります。そうすると、家に引きこもったり、外出が極端に減ったりするようになり、運動不足から筋肉量を落としてしまいやすいのです。なかには、運動能力がてきめんに低下してしまう人も少なくありません。

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