でも、こと腎臓に関しては、そういう 「深刻に受け止めない態度」を続けていると、人生を狂わせる事態につながりかねないと肝に銘じておくべきでしょう。実際に、健診や再検査を怠っているうちに腎機能低下を大きく進ませてしまい、気づいたときには人工透析を避けられない状態だったというケースもあるのです。
健康診断の「eGFR」の数値に気を付ける
ですから、40代、50代は、健診をしっかり受けるのはもちろん、健診の結果表からeGFRを算出して「いまの自分の腎機能がどの程度のレベルにあるのか」をしっかり把握しておくようにしてください。また、再検査や要治療となったら3カ月以内に受診することをおすすめします。1年後などに時期を引き延ばしていると、その間に腎機能低下が進んでしまう場合も少なくありません。
そして、もし慢性腎臓病の診断が下ってしまったなら、速やかに治療に移行して、なおかつ「腎臓リハビリ」をスタートするようにしてください。別記事の運動療法や食事療法を参考にケアをしていけば腎機能の改善や回復もグッと早まるはずです。
とにかく、40代、50代になったら、程度の差はあれ誰しも腎機能が落ちてきているのは間違いありません。そして、早期や中期の段階のうちにしっかりと手を打っておかないと、60代になって病状が進んでからだと復活させるのがかなり厳しくなってくる場合が多いのです。
だから、この年代のみなさんは対処を決して後回しにすることなく、危機感を持って自分の腎臓と向き合っていってください。きっと、そういう姿勢をしっかりとれるかどうかで、みなさんの老後の人生は大きく違ってくるでしょう。言い換えれば、40代、50代の時期が、これから先の人生で腎臓寿命を延ばしていけるかどうかのカギになると言ってもいいのかもしれません。


















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