子どもの頃、天体を見上げて感じたという‟最初の驚き”。29歳で進路を切り替えてからの有田さんは、それを置き去りにすることなく、ここまで来たのかもしれない。
「クリエイティブに生きたい」と願う若者は多い。けれど、「クリエイティブに生きてきた」と、改めて胸を張れる大人は、そう多くないのではないか。
“ミーハー”は、生き延びるための知恵だ
「僕はずっと恵まれてきたように見えてしまうみたいで、よく『創作とか生活がうまくいかなくなった時期なんてあったんですか?』って言われるんですけど。普通の人だったらメンタル的に無理だろうな、っていうところを通ってきていますよ(笑)
よくアニメや映画とかで、吊り橋を全力疾走してわたり切って、振り返ったら、今来た橋が崩れている……ってあるけれど、まさにあれ。躊躇すると、落ちちゃうんです。向こう岸まで渡れない。前だけを見て思い切り走って、思い切り飛ばないと」
有田さんが活動を始めた90年代から今日まで、表現の場は何度も形を変えている。けれど彼は、ひとつの場所にとどまることなく、その都度、次の岸へと飛び移ってきた。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら