「人生は思ったよりも短い」——59歳デザイナーの"だから、ひとり暮らし"。29歳で転身し、「前だけを見て」クリエイティブの世界を走り続ける

✎ 1〜 ✎ 30 ✎ 31 ✎ 32 ✎ 33
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

子どもの頃、天体を見上げて感じたという‟最初の驚き”。29歳で進路を切り替えてからの有田さんは、それを置き去りにすることなく、ここまで来たのかもしれない。

「クリエイティブに生きたい」と願う若者は多い。けれど、「クリエイティブに生きてきた」と、改めて胸を張れる大人は、そう多くないのではないか。

雑誌
さまざまな雑誌にも、その活躍が取り上げられている。(撮影:今井康一)

“ミーハー”は、生き延びるための知恵だ

「僕はずっと恵まれてきたように見えてしまうみたいで、よく『創作とか生活がうまくいかなくなった時期なんてあったんですか?』って言われるんですけど。普通の人だったらメンタル的に無理だろうな、っていうところを通ってきていますよ(笑)

よくアニメや映画とかで、吊り橋を全力疾走してわたり切って、振り返ったら、今来た橋が崩れている……ってあるけれど、まさにあれ。躊躇すると、落ちちゃうんです。向こう岸まで渡れない。前だけを見て思い切り走って、思い切り飛ばないと」

カバン
テキスタイルの分野では、さまざまなブランドやデザイナーとコラボレーションし、世界を広げた(撮影:今井康一)

有田さんが活動を始めた90年代から今日まで、表現の場は何度も形を変えている。けれど彼は、ひとつの場所にとどまることなく、その都度、次の岸へと飛び移ってきた。

アートブック
アートブックは見せる収納にしてインテリアに(撮影:今井康一)
オリジナルデザインのタロットカードやハンカチ(撮影:今井康一)
次ページもともとは仕事部屋のセカンドハウス
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事