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ライフ #首都圏、住むとちょっといい街

「だから街は静かなんです」 ラブホ密集の色街なのに「実は住むのに穴場」と言える実態 山手線でもっとも空いている駅で見つけた驚きの住み心地

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「古典落語には”茶の湯”という噺があります。大店のご隠居が趣味で始めた茶道に、ご近所の人たちが付き合わされるという内容です。その舞台になったのも、この根岸です。根岸は、ご隠居さんたちが、のんびり暮らす閑静な住宅街だったのです。そんな当時の空気が今でも残るこの街は、下町人情の厚い、住むとちょっといいところですよ」(三平師匠)

初代林家三平が実際に使った机(筆者撮影)

 地元の贔屓のお店を聞くと、

「手児奈せんべい(台東区根岸3-13-1)ですね。古くからあるお店で、同級生がやっているんですよ(笑)。しょっぱいせんべいから、ザラメがまぶしてある甘いせんべい、ちょっとしっとりした味噌せんべいなど、とても美味しいですよ」(三平師匠)

三平師匠推薦の手児奈せんべい(筆者撮影)

鶯谷では誰でも「刀」が買える

三平堂を出て鶯谷駅に戻っていると、気になる立て看板を見つけた。「平成名刀展 大即売会」とある。前のビルの壁には「平成名刀会(台東区根岸2-2-4)」のパネルがある。ビルの2階にある展示会場を訪ねてみた。

平成名刀会 即売会の立て看板(筆者撮影)
平成名刀会の入るビル(筆者撮影)

会場には所狭しと刀が並んでいた。私は刀のことについて、知識はゼロだ。生まれてこのかた真剣に触ったこともない。大量の刀に圧倒されていると、「平成名刀会」店長の其田健二さんが「刀、好きなんですか」と話しかけてくれた。鶯谷の住むとちょっといいところをうかがいたいのだが、数百万円の値札のついた刀たちを見ているうちに、俄然興味が湧いてきた。

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【「これ、僕でも普通に買えるんですか…」】

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