「なぜうちの子は動かないの?」と嘆く親が見落とす盲点。子どもは「親が"本気で"変わる」瞬間をずっと待っている

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たとえば、

・これまで否定的だった言葉を少しずつやめてみる
・イライラしても、怒鳴る前に一呼吸おく
・できたことを小さくても言葉にして伝える

こうした小さな変化を、子どもは敏感に感じ取ります。

そして、「あれ?お母さん(お父さん)最近、ちょっと違うな」と思った瞬間に、心の中に「安心」が生まれるのです。

安心が生まれると、子どもは初めて“変わる準備”をします。

子どもが変わるのは、親が変わった後なのです。

「変える」より「変わる」ことにエネルギーを注ぐ

多くの親御さんが、子どもをどう“変えるか”に力を注ぎます。声かけの方法、ルールの作り方、やる気を出させる言葉など。もちろん、そうしたテクニックも有効的に働くこともあります。しかし、それらはあくまで“表面的な手段”に過ぎません。本質は、親がどんな心の状態で子どもに向き合っているかです。

たとえば、同じ「頑張ってね」という言葉でも、

・焦りや不安の中から出た「頑張ってね」はプレッシャーになります。
・信頼と安心の中から出た「頑張ってね」は、励ましになります。

同じ言葉でも、子どもは親の心の“波長”を感じ取って反応を変えるのです。

だからこそ、

「どう言うか」ではなく、「どんな気持ちで言うか」。

「どう教えるか」ではなく、「どう在るか」。

この“在り方”こそが、教育の最も深い部分になります

「本気で変わる」と聞くと、「毎日笑顔で」「絶対怒らないように」「理想の親にならなきゃ」と思ってしまう方がいますが、そんな必要はありません。本気とは、完璧を目指すことではなく、“自分の責任で変わる”と決めること。

たとえうまくいかなくてもいいのです。怒ってしまったら、素直に「ごめんね」と言えばいい。失敗したら、「次はこうしてみる」とリトライすればいいだけです。

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