「社会人になりたての頃は、ボーナスを一切使わないようにしていました。月々の返済が重かったので、ボーナスを少し切り崩して生活費に充てていたんです」
北関東出身の向井志保さん(仮名・38歳)は、大学生のときに借りた奨学金を社会人になってから毎月4万4000円返済していた。初任給は20万円だったため、おおよそ5分の1が返済に消えた。
40歳を目前に控えた今でも、額面は減ったものの奨学金の返済は続いている。払い終えるほどの貯金はあるが、なぜ完済しないのか? そこには、彼女の生い立ちが大きく関係している。
実家の経営が傾き“家にお金がまったくない”状態に
「実家は北関東で小売業を営んでいました。バブル期には景気がよく、私が3歳くらいの頃にはグアム旅行にも行ったほどでした」
しかし、バブルがはじけたあとは経済状況が急激に悪化。お客さんも減り、まるで没落した武士のように、店の経営は傾いていったという。


















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