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タピオカ、唐揚げの"次"になる…?「麻辣湯」の店が乱立する理由と、"ブームの終わり"がすでに始まっているかもしれないワケ

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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ぐるなびが選ぶ2025年の「今年の一皿」にもノミネート。「DIMEトレンド大賞2025」のグルメ・フード部門賞は、日本における麻辣湯の火付け役「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」が受賞している。

急増中の七宝麻辣湯。麻辣湯ブームの火付け役となった(筆者撮影)

麻辣湯は中国・四川省発祥で、スパイスの効いたスープに肉や野菜、春雨などを入れるローカルフード。

支持を押し上げたのは、「ちょうどいいバランス感」にある(と思う)。辛さには、繰り返し欲しくなる中毒性がある。一方、具材を野菜や春雨に寄せれば、重たさを抑えながら満足感が得られる。背徳感の少ない刺激。ここが強い。ラーメン的な快楽を、より軽い入り口で享受できる、と言い換えてもいい。

女性の心をグッと掴むことに成功した

特に、この強みは「女性」に効く。麻辣湯店の店内は、ほとんどが若い女性である。あるとき、男性である筆者以外、全員が女性のお客さんだったこともあるほど。女性にとって「油」や「糖分」など、中毒性があるものは敬遠されやすい。

しかし、女性だってそうしたものを食べたい。そんなとき、ヘルシーさという免罪符がある麻辣湯はぴったりなのではないか(余談だが、その意味で筆者は麻辣湯を「女性の二郎系ラーメン」とこっそり呼んでいる)。

しかも麻辣湯は、食べる前の楽しさもある。多くの麻辣湯店では、具材を自分で選び、その種類や量を決める。食事に向かう体験が、魅力の一つにもなるのだ。

自分で組み立てた一杯は写真にも言葉にもなりやすい。麻辣湯ブームの真相は、味覚の流行と「選ぶ」ことの流行でもある。

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【日本で麻辣湯ブームを作った「チーパオ」】

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