40代会社員を襲う「中年の危機」、転職する自信も余力もないのに"仕事のミス"が忘れられない…八方塞がりから抜け出す3つのテクニック

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・めったに体調を壊さず出社し残業できる体力がある
・上司に言われたことを期日通りにこなして注意されない
・同期の中でも信頼されていて評判がいい
・上司や後輩ともうまくやれる
・プライベートも充実して家族を大切にしている

ここまでリストアップしてヒカルさんはハッとしました。自分で普通と思っていたことはけっこうレベルの高いものであると気づいたのです。「普通」といいながら、かなりできる人を想定していました。

「そう思うと、自分はいったい何を目指していたんだろう……」。ヒカルさんは無意識に目指していた、高すぎる「普通の社会人」という目標を見直すことにしました。そして、自分なりの目標を考えることにしたのです。

意思決定の「7つのプロセス」について知る

テクニック3:意思決定のプロセスに沿ってダラダラ先延ばさずに悩む

人生には、さまざまな意思決定の場面があります。何を食べて、何を着るかということや、洗濯機の買い替えのような小さな決断から、資産運用にキャリアの積み上げ方、子育て、住まいなど長期的なものまであります。日々忙しいですので、目前に迫ったものから意思決定をしていますが、どうしても長期的な視点が必要で、かつ複雑で、簡単には決められないことについては先送りされがちです。

ヒカルさんも例外ではありませんでした。若い頃から進路でも結婚でも自分で決めずに親の言う通り、偏差値や人からの評価といった外的な基準の通りに決めてきたところがありました。そのため、中年になって、「あれ? 自分は本当は何がしたいんだっけ」と問い直さざるを得なくなったのです。中年の危機はこういうところからきているのです。

意思決定については、心理学では古くから研究されていて、概ね7つのプロセスによって行われます。

【意識決定のプロセス】
①問題の認識:解決すべき問題や決定すべき事項を特定する
②情報収集:決定に必要な情報を収集する
③選択肢の生成:可能な選択肢や解決策を考え出す
④評価と比較:各選択肢の利点と欠点を評価し、比較する
⑤決定:最適な選択肢を選ぶ
⑥実行:選んだ選択肢を実行する
⑦評価:決定の結果を評価し、必要に応じて修正する

このプロセスを踏めば、意思決定を効果的に進めることができるのです。

ヒカルさんは特に、4番目の「評価と比較」のところでつまずいていることに気づきました。

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