本書では、そうした理由を「言い訳」と呼ぶことにしよう。
今の若者たちの多くは、自らの行動に対し、とにかく言い訳を求める。
逆に言えば、彼らにとって正当な言い訳があれば、比較的行動に移しやすい。(「はじめに」より)
著者は、この言い訳文化が現在の日本の若者を理解する大きな手がかりのひとつだと考えているそうだ。が、もしも言い訳が重要で、「正当な言い訳」があることが意味を持つのだとしたら、自分の尺度でしか物事を把握できないということになる。
だとしたら、たしかに問題だ。
たとえば、遅刻したAという若者が注意されたとき、「先週、Bくんも遅刻したので大丈夫だろうと思いました」と、Bくんを引き合いに出した言い訳を武器に答えたとしたら?
常識的に考えればナンセンスだが、言い訳が重要である以上、それもOKということになってしまう。つまり、「なんでもあり」だというわけで、まさに無敵の状態だ。
ちなみに本書で扱う無敵の若者たちの特徴は次のとおりだという。
無敵の若者たちの特徴
◆上の世代がためらうような権利主張を平気でする
◆自己評価が高い
◆アウトではないけど微妙に失礼
◆いつでも親が味方に
◆他世代に比べ恵まれた労働環境
◆ストレスやハラスメントのない無菌化された職場が用意されている
◆先輩世代から守られ、大切にされる
◆仕事がうまくいかなくても上司や先輩の責任
◆飲み会でも気づかってもらえる
◆平均値より下にこぼれ落ちない術を知っている
◆平均値より上に目立たない術を知っている
◆いい子を演じることで上世代と一定の距離を保つ
◆自分や近しい人がよければそれでいい
◆将来展望がない日本でも十分幸せ
◆日本の衰退を気にしない
◆嫌われることを気にしない
(「はじめに」より)


















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