その女性は近くにいた2名の北朝鮮女性に、朝鮮語で何かを共有していた。おそらく私がバドミントンをしていることを伝えたのだろう。みんな納得したような表情をしていた。ちなみにお会計は、全部で86元(約1900円)だった。
帰り際、レジにいた3名の北朝鮮女性たちが1人ずつ、今日1番の笑顔で「バイバイ」と言ってくれた。私は笑顔で「バイバイ」と返し、北朝鮮レストランを後にした。
まさかの入店拒否? パスポートの提示を求められたワケ
翌日、私は地元中国人に教えてもらった北朝鮮レストラン『大宝山』を訪れたが、入店を拒否された。理由はわからない。入店時にパスポートの提示を求められたので、これを渡したところ、女性店員さん(おそらく北朝鮮人)がオーナーのような女性に確認。戻ってきた女性は、申し訳なさそうな表情で両腕で「×」のマークを作っていた。音声翻訳アプリで理由を聞いたところ、「ミスンゴゴル怖い」と表示された(翻訳アプリはうまく聞き取れないことがある)。
気を取り直して、私は前日に日本人から教えてもらった『松濤園』を訪れた。こちらの店もパスポートの提示を求められた。私は翻訳アプリで「韓国人は入れない?」「日本人は入れる?」と質問したところ、オーナーらしき女性(中国人)は大きく頷いていた。
店内には黒色の制服を着た、管理職らしき50代くらいの中国人女性が1名。CAさんみたいな薄紫色の制服を着た、20代後半くらいの北朝鮮女性が3名(ワイヤレスイヤホンを付けている)。フリースのような服を着た、20代前半くらいの北朝鮮女性が5名ほど働いていた。
接客はすべて制服女性が行う。フリースの女性はおそらく見習いなのだろう。制服女性に食事を渡したり、オレンジ色のノートに一生懸命メモを取ったりしている。店員さんの勤務態度は、昨日訪れた店よりもみんな意識が高いというか……キビキビしている印象を受けた。もしかしたら日本と同じで、配属される店によって「社風」のようなものが存在するのかもしれない。
私は平壌冷麵(25元=約550円)と、ビビンバ(30元=約620円)を注文。平壌冷麵は昨日食べたものと味が似ていたが、お酢とカラシが一緒に提供され、味変できる点が嬉しい。小鉢で「なます」のような食べ物も提供された。ビビンバは鉄板がジュージューと音を立て、お米にはオコゲが付いている。コチュジャンは濃厚で、かなりおいしかった。



















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