日本人が中国国境都市の「北朝鮮レストラン」を巡ってみた結果…パスポート提示からの入店拒否?そして最後に起きた"意外な出来事"

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そうこうしている内に、これまた新顔の北朝鮮女性が食事を持ってきてくれた。私は翻訳アプリを使って、「あなたは北朝鮮の人ですか?」と韓国語で質問してみた。その女性は英語が少しできるようで、私に「YES」と回答した後、淡々と食事を並べて去っていった。

平壌冷麺を食べた後、まじかよ、北朝鮮女性から筆者に質問が…

人生で初めて食べる平壌冷麺は、ダシの効いた優しい感じの味で、普通においしかった。麺はモチモチ。噛み切るのに少しだけ苦労する。キムチとコチュジャンっぽい調味料がトッピングされており、牛肉は噛めば噛むほど味が出る。ただしこの時、丹東市の気温は2℃前後。可能であれば夏に食べたいなと心から思った。

もう一品注文した北朝鮮料理は、キムチ9割+豚肉1割を炒めた料理で、特に変わった味付けなどはなく、自分でも作れそうな感じの「辛旨」といった味がした。料理はホカホカで、口臭を気にしながらも、ついつい箸が進んでしまう。

平壌冷麺
平壌冷麺(写真:筆者撮影)
北朝鮮 キムチ炒め
キムチ炒め(写真:筆者撮影)

食後はビールを飲みながら、店内をぼーっと眺めていた。北朝鮮の女性たちは淡々と働いていた。各席を回ってお茶やスープを注いだり、食器を片付けたり……。客の顔を見るのではなく、テーブルの状況を常に確認している印象を受けた。みんな中国語はそれなりに理解しているようだ。

私のテーブルの食器を回収するため、カートを押した北朝鮮女性がやって来た。私は回収しやすいよう、食器を手で渡した。その女性は「手伝ってくれて、ありがとう」といった表情をしていた。

店の隅のほうで2名の北朝鮮人が、リップクリームなのか口紅なのか、片方が片方に塗ってあげていた。私がトイレに行くために席を立った際は、「トイレはコチラです」と笑顔で案内してくれた。

お会計の際、北朝鮮女性から「スポーツマン?」と英語で話しかけられた。私は食べている時にYONEXの服を着ていた。アウターはワークマンの服と、蛍光色のMIZUNOのウインドブレーカーを重ね着していた。

北朝鮮 YONEX MIZUNO
今回の1人旅もいつも通り、YONEXとMIZUNOの服を選んだ。なお奥に見えているのは北朝鮮の街並み(写真:筆者撮影)

私が「イエス!」「バドミントン!」「ジャパン!」と伝えると、その女性は「バドミントーン」と言いながら素振りのポーズをしてくれた。

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