咄嗟に湧き上がった【怒りの感情】をグッと抑えたいとき…握りしめるべきは「右の拳」か「左の拳」か?

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脳科学的には、怒りは左前頭部優位のときに起きやすいとされています。そして、左手を握ると、脳が右前頭部優位に傾き、怒りが弱まりやすくなると考えられているのです。

専門的で難しいと感じられるかもしれませんが、とにかく大事なのは、「怒りは、左拳を握りこんで10秒やり過ごすと治まりやすい」ということです。

気持ちで抑えようとするほど、怒りは増幅する

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なお、怒りを無理矢理抑え込もうとするのは、逆効果になりがちです。

多くの人は怒りがわくと「落ち着け」「我慢しろ」「言い返すな」と自分に言い聞かせ、怒りを抑え込もうとしますが、そうすればするほどストレス反応は増します。これを心理学では、「バックファイア効果」と呼びます。

怒りを感じたときには、「左拳を握る」「深く座り直す」「深く長い呼吸をする」など、体の動きで「10秒の脳の猶予」を作りましょう。

テレビドラマや漫画の中で、登場人物が怒りを抑えるためにこうした行動をとるシーンがよくありますが、そこには科学的な根拠があったのです。

やっていることは単純でも、これらの行動によって、「脳の暴走にブレーキがかかるまでの時間」が生まれます。怒りの感情は気持ちで消すのではなく、行動で流れを変えるほうが圧倒的に成功しやすいのです。

堀田 秀吾 明治大学教授

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ほった しゅうご / Syugo Hotta

言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな分野を融合した研究を展開。熱血指導と画期的な授業スタイルが支持され、「明治一受けたい授業」にも選出される。研究の一方で「学びとエンターテインメントの融合」をライフワークとし、研究活動において得られた知見を活かして、一般書・ビジネス書等を多数執筆、テレビ番組にも出演する等、多岐にわたる活動を展開している。

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