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咄嗟に湧き上がった【怒りの感情】をグッと抑えたいとき…握りしめるべきは「右の拳」か「左の拳」か?

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被験者の中にはさまざまな性格の持ち主がいたはずですが、たった10秒の「脳の猶予」を作っただけで、人の感情や言葉はここまで大きく変わるのです。

怒りの感情をコントロールすること。それは、怒りを無理矢理抑えこむことではありません。最初のたった数秒をやり過ごすことなのです。

そして、最初の数秒をやり過ごすことができれば、その後の膨大な時間のムダ遣いを防ぐことができます。

怒りをコントロールする技術は、時間の浪費を止める技術であり、たった数秒の適切な判断が、時間やエネルギーだけでなく、「集中力」「信頼」「生産性」という3大資源をも守ってくれます。

怒りのコントロールは、まさに「時間戦略」です。次から、最初の数秒を我慢するユニークな方法をお伝えしましょう。

「左拳を握る」は怒りの数秒に驚くほど効く

「会議中にムッとした」「子どもが言うことを聞かない」「パートナーの一言にカチンときた」「SNSを見ていてイラっとした」……。

怒りが込み上げたとき、まず試していただきたいのが「左拳をギュッと握る」という行動。これは、怒りの数秒をやり過ごすための、とくに即効性が高い習慣です。

テキサスのA&M大学のピーターソンらは、右利きの24名を対象に次のような実験を行いました。

①左手または右手でボールを45秒間全力で握る。

②15秒休憩する。

③①と②を4セット繰り返す。

④その後、参加者に「怒りがわくようなシナリオ(酷評されるエッセイ)」を見せる。

すると驚いたことに、右手を握った人は攻撃行動が増え、左手を握った人は怒りが出にくくなったのです。

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【怒りは左前頭部優位のときに起きやすい】

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