購買行動や仕事の生産性を左右する「ちょっとした感情」の見過ごせない影響——行動経済学の視点で「幸せの仕組み化」を意識してみよう
私たちは物事を決めるときに、自分で考え、自分で決断したと思っています。でも実際にはその場の状況や環境によって決めさせられていることが少なくありません。
いっしょに買い物に行った家族や友人が「これ気に入ったから買う!」と言ったとたん、自分も無性に欲しくなってしまうことはないでしょうか。逆に、欲しいものがあまりにも多く並んでいて選べず、買い物をやめてしまった経験もあるかもしれません。
欲しいと思っていないものを、どうして買ってしまうのか。あるいは欲しかったはずなのに、どうして何も買わないで終わってしまうのか。
非合理な意思決定をしてしまった理由をつくったのは、「友人」「選びきれないほどの商品」という「状況」にあるということに気づくことは、とても重要です。
アフェクトを意識するだけで人生はうまく回る
このような人間の非合理性に基づいて、人間の意思決定にかかわる仕組みを解き明かしていくのが行動経済学です。日本でも目にする多くのグローバル企業が、行動経済学を駆使して企業活動を行っていることを知っておいて損はありません。
なかでも特に重要なのは、アフェクトです。私たちのさまざまな決断はアフェクトの影響をとても強く受けています。
エモーション(強い感情)であれば、自分自身の感情に気づきやすいのですが、アフェクトは淡い感情なだけに、多くの人々は無自覚です。何かをあまり深く考えず、なんとなく決めてしまい、時間がたってから「なんでこれに決めちゃったんだろう」と後悔することはよくあるはずです。
でも、もしも私たちの意思決定が、アフェクトの影響を受けやすいことを知っていれば、「ちょっと待て。即決しちゃダメ。これはアフェクトに流されている。ちゃんと考えてから決めよう」と立ち止まることができるはずです。
消費行動だけでなく、ビジネスシーンや人間関係にもアフェクトは大きな影響を与えています。仕事に対してポジティブアフェクトを感じられると、創造性が高まり、仕事の効率が高まることはさまざまな研究からも明らかになっています。
打たれ強くもなるので、ストレスからの回復も早くなります。
さらにアフェクトは「あっという間に伝染する」という特徴があります。ポジティブアフェクトを発している人は、周囲の人にポジティブな影響を与える。そして、同時に、ネガティブアフェクトは、周囲の人にもネガティブな影響を与えてしまうのです。
自分のアフェクトをポジティブにキープすることを普段から意識すること。そうすると、それが周りの人にいい影響を与え、さらにそれがまた、自分のアフェクトを高めていくという好循環を生むのです。
行動経済学の理論を上手に使い、アフェクトを高めて、「幸せの仕組み化」をしていきましょう。あなたの今日が、明日が、人生が変わります
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