台湾で「丸亀製麺」が日本と同じ密度で展開中!? 日本にはない、現地人気の高い"ローカライズ版うどんメニュー"を実食

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なお、同行した台湾の友人が好きなメニューは温玉ぶっかけうどん(溫玉濃湯烏龍麵)。「お昼とか時間が無い時にも美味しいものが食べられて良い」とのこと。広告代理店勤めのキャリアウーマンにもぴったりだ。

うどんを食べる筆者
モリモリ食べる筆者(写真:筆者提供)

日系チェーンが生む「食の混ざり合う現場」

トマトスープと聞いて、台湾のイメージが湧かない人も多いと思う。トマトを使った料理はなんとなくヨーロッパや中南米に多そうなイメージで、伝統的な和食にトマトが登場することがないことから、アジア料理と結びつかないかもしれない。

ただ、台湾では地元料理で割とトマトが使われている例がある。台湾でのトマト伝来は17世紀ごろと言われており、それから多少時間が経って19世紀以降には料理に本格利用されたといわれている。

現に、台湾の名物麵料理の一つ「牛肉麺」には、一つのジャンルとして「番茄牛肉麺」(=トマト牛肉麺)があり、行列のできる人気店も存在している。また、いろんな食堂で番茄炒蛋(トマトと玉子の炒め物)を見ることもあって、まぎれもないローカル料理の一角にトマトがいる。

こうやって食文化が混じりあっていく素敵な現場を目の当たりにできることも、海外展開の日系チェーン店の魅力だろう。これから寒くなってくる時期。台湾にも短い冬が来る。台湾出張のお供に温かいトマトうどんはどうだろう。再見!

出張なのに、チェーン店ですか?
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長濱 良起 フリーランス記者

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ながはま よしき / Yoshiki Nagahama

フリーランス記者。得意ジャンルは音楽・経済。沖縄県出身・在住。
元琉球新報記者。フリー転向後も新聞や雑誌、書籍、ウェブ媒体などでの記事執筆を続け、これまでの取材執筆本数は約2000本。海外メディアの日本国内取材コーディネーターとしても活動。旅と音楽が好きで、訪問国数40ヵ国超。1986年生まれ。

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