【都内の狭小住宅で暮らすやや貧乏な夫婦の日常】 "断捨離狂い"だった妻が12畳→6畳1K・25㎡新居に引越してやっと気づけた"残すべきアイテム"

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夫は年金の前倒し受給を決め、私は仕事をセーブすることで、スペースは減ったけれど、時間に余裕ができた。すると、暮らしを見つめ直す気持ちの余白が生まれたのです。何を減らし、何を残すのかを「感情」で選んでもいいのだと、ふっと思えるようになったのです。

家は狭くなったけれど、生活に軽やかさが戻ってきました。

シャンプー
お風呂場は牛乳パックみたいなボトルに、ボディソープを詰め替えて体・顔・髪を洗い、トリートメントを併用していましたが、髪の傷みが気になるため、クレイタイプのリンスインシャンプーに乗り換えました(筆者撮影)

心地よさをもたらしてくれるモノは愛用するように

気持ちと時間に余裕ができたことで、改めて「何を残し、何を手放すか」という判断基準を見直しました。限られた空間では、多くを持つことはできませんが、減らすことに捉われる必要もなかったのです。

柔軟剤や入浴剤のように、必需品ではないけれど、あるとほんの少し幸せを感じられるもの。今まで「なくても生活に支障はない」と、真っ先に手放してきたもの。今は心地よさをもたらしてくれるモノとして、愛用しています。

ふわふわのタオルに顔をうずめたときの優しい香り、浴槽のお湯の中でぶくぶくと溶けていく入浴剤の泡。それらは、ささやかだけれど、贅沢な時間を与えてくれます。

次ページ少なすぎることにこだわるのは「なんか違うぞ」
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