「老後ひとり暮らし」危険な人が住む部屋の共通点 生前整理・遺品整理の専門家が見る「ポイント」

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散らかった部屋
ひとり暮らしの部屋は、本人の性格や生活スタイルが如実に表れます(写真:keikyoto/PIXTA)
老後のひとり暮らしは自由、気楽で意外と快適なもの。しかし、いざというときの病気の備えやお金の管理、介護の手続き、孤独との付き合い方、亡くなった後の準備など、若い頃とは違った「壁」があるのは事実です。
誰もがなんとなく感じるこれらの壁を、スムーズに越えていく人と、壁に阻まれてしまう人の違いは、住んでいる部屋に表れる。そう語るのは生前整理や遺品整理で何千軒というひとり暮らしの家を見てきた山村秀炯さん。『老後ひとり暮らしの壁』の中から、一部を抜粋・再編集して紹介します。

老後ひとり暮らしの壁を越える2つのコツは、「自己決定すること」と「孤立しないこと」です。これらを自然にできる人と苦手な人がいますが、両者の違いは実は部屋の様子からわかることがあります。

私は仕事がら、とにかく他人様の家や部屋を見る機会が多くあります。これまで見たお住まいは数千軒にのぼるでしょうか。

これだけ家を見ていると、つい目がいってしまうチェックポイントがあります。あくまでも私が思うチェックポイントですが、あなたやご家族、ご友人にひとり暮らしの方がいたら、当てはまるかどうか参考にしてみてください。 

玄関や靴が整理されていない

まず目に入るのは玄関です。特に靴、履物の状態は、つい気になってしまいます。

ボロボロでかかとが潰れたスニーカーが無造作に玄関に転がっていると、あまり積極的に外出したり、人と会ったりすることがない人なのかなと思います。

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