「酒+脂肪+糖質」でトリプルダメージ。年末の暴飲暴食から"肝臓と膵臓を守る"コツ。「やってしまった」翌日はどう過ごす?【医師が解説】

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大事なのは、忘年会や新年会などの宴席は、酒を飲むことより、会話を楽しむことを主たる目的にすること。そして、週2日の休肝日は先に予定しておき、それをきちんと守ることも肝臓や膵臓を守るために必要です。

歩数を「翌日の償い」に

飲んだ翌日は、エレベーターではなく階段を使う、1駅分歩く、昼休みに10分でもいいから散歩するなど、意識して歩数を増やしてみてください。

イギリス・バイオバンクの加速度計データを用いた前向き研究では、1日の歩数が多いほど脂肪肝の新たな発症リスクが低く、1000歩増えるごとに危険度が約12%低下するという結果が報告されています。

日常生活の中で歩数を「貯金」することが、薬に匹敵する予防効果を持つのです。飲み会続きの時期こそ、「飲んだ翌日は必ずプラス2000歩」「飲まないときもプラス2000歩」を、自分へのノルマにしてみてはどうでしょうか。

久住 英二 立川パークスクリニック院長

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くすみ えいじ / Eiji Kusumi

1999年新潟大学医学部卒業。内科専門医、血液専門医であり、旅行医学やワクチンに関する造詣が深い。国家公務員共済組合連合会虎の門病院で内科研修ののち、臍帯血移植など血液がんの治療に従事。血液内科医としての経験から感染症やワクチンにも詳しく、常に最新情報を集め、海外での感染症にも詳しい。2024年12月に立川高島屋SC10階に内科、小児科、皮膚科の複合クリニック「立川パークスクリニック」を開業した。

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