「裏切ってしまって、無責任で、ごめんなさい」 独身の女性上司への《妊娠報告》…。母になった"りょうこ"の複雑な胸中

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もちろん、夫も色々と手伝ってはくれる。おむつも替えてくれるし、お出かけの準備も基本は夫が担当なんだ。でも、結局いつも細かい指示を出すのは全部私で、夫は手伝いの範囲を超えないんだよね。

「なに準備したらいいの?」

「どこに入れればいい?」

「何個持って行けばいいかな?」

「どれ着せたらいい?」

って。私だって子育て初めてなんだから知らないよ! 調べてよ! って声が出そうになる。

赤ん坊と母親
(写真:『ワンデーガール(ズ) -「女の子」として生きるってどういうこと?-』より)

男女の負担の差を少しでも減らすために

こんなことばかり言っているとまるで子どもを持つことがすごく不幸なことかのように聞こえてしまうけど、そんなことはなくて、むしろ大変なことの百倍くらい幸せなことがたくさんある。

ワンデーガール(ズ) -「女の子」として生きるってどういうこと?-
『ワンデーガール(ズ) -「女の子」として生きるってどういうこと?-』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

子どもの笑う顔を見るたびにとっても幸せだし、自分が母親だから体験できていることもいっぱいある。おなかに赤ちゃんがいた時に胎動を感じられたこととか、おっぱいをあげられることとかも。授乳に伴うあれこれは本当に大変だけど、生まれた次の日から一生懸命おっぱいを飲んでいる姿を見ると、これって何にも代え難い経験だなって思った。

でも、きっとこれからも、主体的に子育てのことを考えるのは私で、子どもに合わせて仕事量を調整するのも私で。そう考えると子どもを持った女性が生きたいように人生を生きるのは今の社会ではまだ難しいよな、って思うんだ。だから、男女の負担の差が少しでも減って、もう少し子どもを持てることの幸せを素直に感じられるようになったら嬉しいな。とにかく、世の男性たちはまず、

「これどうしたらいいの?」

と奥さんに聞くのをやめて、仕事の時みたいに自分でたくさん考えて、たくさん調べてみることから始めてほしい。

ひと(と)

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ひと と / Hito(to)

2023年コロナ禍真っ只中に結成されたZ世代の20代男女混合5人グループ。活動時は全員大学生で、現在は社会人、大学院生、大学生として各々活躍中。「みんながもっと、ひとへの関心をもてる社会を」をパーパスに、ひとがひとに関心をもつきっかけとなるイベント等を運営している。
2022年8月、メンバーのうちの2人が写真と言葉展「わたし、東京、22歳」を下北沢で実施。『あなたが、「ああ、自分は女の子なんだ」と感じる瞬間はいつですか?』という問いをテーマに、一人ひとりの写真と問いへの回答を展示し、好評を博す。写真展終了後、届けたい想いをもう一歩踏み込んで伝えたいという思いから、『小説』という形で同テーマを表現しようと考え、グループを立ち上げた。

その後、様々な人へのタッチポイントとなる渋谷駅構内で、「自動販売機で小説を販売する」という実売イベントを開催。イベント実施に必要な費用はクラウドファンディングで調達し、200人を超える賛同者から173万円を集めることに成功。イベントでは用意した1,000冊が3日で完売となる。

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