「裏切ってしまって、無責任で、ごめんなさい」 独身の女性上司への《妊娠報告》…。母になった"りょうこ"の複雑な胸中

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夫はいつもどおり仕事をしている。その隣で、夫との子どもを抱えている私は一人、仕事を引き受けてもらうべきか、もらわないべきか、どう伝えるか、そんなことをずっと考えていた。引き受けてもらえても、申し訳ない気持ちがずっと私の喉を少し絞めていて。

しょうがないことなんだけど、なんで私ばっかりこんなつらい気持ちにならなきゃいけないのって思ってしまった。

これからも負担の差はつきまとうのか

ほかにも、ちょうど昇進できるタイミングだったのに育休のせいで昇進を逃したこととか、九ヶ月間も好きなものを好きなだけ食べられなかったこととか、もう言い出すとキリがないんだけど。そんな感じで私の毎日は一瞬で自分中心から子ども中心に完全に切り替わった。というか、勝手に切り替えられた。

赤ん坊と母親
(写真:『ワンデーガール(ズ) -「女の子」として生きるってどういうこと?-』より)

こんなことを何も経験しないまま、今、夫は子どもを愛でている。って思うと、頭の中ではしょうがないってわかっていても、差がありすぎでしょって思っちゃうんだよね。男性だって生活は変わると思うよ。でも、たぶん女性の比じゃないんだよ。

心配なのは、これからもずっと、この負担の差がつきまとう気がするんだよね。産んだら男女平等だって思っていたんだけど、そうじゃないんだなって。

今の時期、二、三時間おきに母乳を出さないと乳腺炎になってしまうから、家族でお出かけをする時には授乳室がある場所を事前に調べてから出かけるんだけど。私は自分の体のことだからもちろん考えるけど、これって本当に女にしかできないことなんだっけ? って思う。別に、男にだって考えたり調べたりはできるじゃん、って。

ベビーカー
(写真:『ワンデーガール(ズ) -「女の子」として生きるってどういうこと?-』より)
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