採用するなら「会議で板書するエンジニア」にすべき理由…JAXA開発「だいち4号」のプロジェクトマネージャが指摘

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大きな失敗をしてしまったとき、その原因究明の会議で何をすべきでしょうか?(写真:ふじよ/PIXTA)
地球観測衛星として2024年7月に打ち上げられ、25年4月から定常観測運用を開始したJAXA開発の「だいち4号」。この“一大プロジェクト”のプロジェクトマネージャを務めたのが有川善久氏です。絶対に失敗できないプロジェクトを成功に導くためのマネジメントの真理を有川氏が伝えます。
本稿は、『導く力 プロジェクトマネジメントで大切なことは宇宙が教えてくれた』より一部抜粋・編集のうえ、お届けします。

人を責めず、技術の未熟さを責める

不具合やトラブルが発生することは、誰の立場にとってもマイナスの影響を与えます。開発担当者は設計のやり直しで時間がとられる、現場作業者は追加試験や調査のために夜間や休日出勤を強いられる、管理をする側は追加経費が発生し納期が遅延する、などなど。

そのため、不具合対策会議は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と、重苦しい雰囲気になるのが一般的ではないでしょうか。

もしかしたら、責任の所在を明らかにするためにギスギスしていたり、腹の中では相手の非を追及する気持ちがあったりするかもしれません。

そんな時、プロジェクトマネージャは、周囲の感情的な意見に流されず、責任の追及や担当者を非難することは避けるべきであると思います。ましてや、人格を否定するような言動は、慎むべきでしょう。

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