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創業4年で上場、パワーエックス・伊藤正裕社長が語る「蓄電」の可能性。モノ作りの力を結集し、エネルギー業界を変革へ

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本社がある岡山県には、国内で類を見ない大規模な蓄電池工場を設置した(写真:パワーエックス提供)
大型蓄電システムの開発・製造を主力事業とするパワーエックスは、2021年の創業からわずか4年の25年12月に上場を果たした。蓄電池をめぐる状況がめまぐるしく変化する中、今後の成長戦略をどう描くのか。伊藤正裕社長に聞いた。
 
※本記事は「会社四季報オンライン」でも有料会員向けに配信しています

製造業出身者が結集、蓄電システムを開発・製造

――パワーエックスの紹介をお願いします。

「永遠に、エネルギーに困らない地球」をビジョンに掲げ、「日本のエネルギー自給率の向上を実現する」をミッションとして2021年に創業した。

エネルギーの多くを海外に依存するわが国にとって、石油や天然ガス、石炭の輸入が途絶してしまうと深刻な問題になる。エネルギーを確保するうえで有効な方策の1つが蓄電だ。資源の乏しい日本にも、太陽光や風力、地熱といった再生可能エネルギーはたくさんある。これらをうまく活用すれば、エネルギーの自給率向上に資する。再エネの電力を蓄電池にためることで、エネルギーに困らない社会を作りたいというのが創業の志だ。

――実際にどのようなビジネスをしているのですか。

主に大型蓄電システムの開発・製造を手がけている。出力10メガワット以上で電力系統に直接接続する蓄電システムは、電気事業法によって「発電所」として扱われている。当社ではこうした系統用蓄電システムを「蓄電型発電所」と呼び、事業の最大の柱となっている。

加えて、店舗や中小規模の施設向けの定置用蓄電システムや、電気自動車(EV)向けの超急速EV充電システム、電力小売事業も展開している。

当社では「セル」と呼ばれる単電池の製造はせず、購入したセルを用い、パワーコンディショナーや変圧器などと組み合わせて蓄電システムを構築している。ソフトウエア制御にも力を入れており、サイバーセキュリティでも優れていると自負している。

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