創業4年で上場、パワーエックス・伊藤正裕社長が語る「蓄電」の可能性。モノ作りの力を結集し、エネルギー業界を変革へ
製造業出身者が結集、蓄電システムを開発・製造
――パワーエックスの紹介をお願いします。
「永遠に、エネルギーに困らない地球」をビジョンに掲げ、「日本のエネルギー自給率の向上を実現する」をミッションとして2021年に創業した。
エネルギーの多くを海外に依存するわが国にとって、石油や天然ガス、石炭の輸入が途絶してしまうと深刻な問題になる。エネルギーを確保するうえで有効な方策の1つが蓄電だ。資源の乏しい日本にも、太陽光や風力、地熱といった再生可能エネルギーはたくさんある。これらをうまく活用すれば、エネルギーの自給率向上に資する。再エネの電力を蓄電池にためることで、エネルギーに困らない社会を作りたいというのが創業の志だ。
――実際にどのようなビジネスをしているのですか。
主に大型蓄電システムの開発・製造を手がけている。出力10メガワット以上で電力系統に直接接続する蓄電システムは、電気事業法によって「発電所」として扱われている。当社ではこうした系統用蓄電システムを「蓄電型発電所」と呼び、事業の最大の柱となっている。
加えて、店舗や中小規模の施設向けの定置用蓄電システムや、電気自動車(EV)向けの超急速EV充電システム、電力小売事業も展開している。
当社では「セル」と呼ばれる単電池の製造はせず、購入したセルを用い、パワーコンディショナーや変圧器などと組み合わせて蓄電システムを構築している。ソフトウエア制御にも力を入れており、サイバーセキュリティでも優れていると自負している。



















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