祖父の遺産狙う毒親族にモラハラ義父……「5歳以上年下の可愛い子」を求め続けた男性が、試練を乗り越えて見つけた"最強の妻"

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晩婚さんいらっしゃい!
恵まれた環境でのん気に過ごしているように見える徹さんだが、実際には親族との確執で苦しんでいた(イラスト:堀江篤史)

自分より5歳以上は年下の可愛い女性と結婚して子どもを作り、地元からは離れずに家庭を築きたい――。本音ながらもちょっと時代錯誤な目標を掲げ、10年間の婚活の末に17歳年下の女性との結婚を果たした男性が沖縄にいる。祖父から相続したアパート経営で生計を立てている比嘉徹さん(仮名、54歳)だ。現在は妻の由里さん(仮名)との間に3歳になる娘がおり、由里さんのお腹の中には新たな命が宿っている。一度は流産している妻を気遣って、家事と育児は全面的に徹さんが担っているようだ。

若い頃は結婚にいいイメージが持てなかった

「掃除と洗濯は得意ですが、料理は苦手です。でも、娘の前では『できるできない』という問題じゃありません。バナナを切ってヨーグルトに混ぜてあげるだけでもいいので、何かを食べさせなくちゃいけないんです。食べることが大好きな娘はお風呂が嫌い。暴れて抱きついてきたりして大変なんです~」

嬉しそうに悲鳴を上げる徹さん。恰幅が良くて童顔なのに年相応という謎の風貌で家庭的な印象を周囲に与えるが、若い頃は結婚にいいイメージが持てなかったと明かす。

「両親は早くに離婚しています。父の再婚相手と暮らしていたこともありますが、その後は父の実家で育ててもらいました。1階は祖父母、2階は僕という同居生活が気楽で、女性と付き合ったりしたことはほとんどありません」

高校を卒業してからは米軍関連の仕事をしていた徹さん。30代半ばからは祖父母から「結婚しなさい」と強く言われるようになり、ネットを活用して5歳下の研修医と出会うことができた。40歳のときだった。

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