3度の結婚で「娘に2000万円仕送り、前妻に財産半分と生活費」→それでも「1人はつらいから彼女欲しい」57歳の思考

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晩婚さんいらっしゃい!

「家に帰らずに済んだおかげで仕事に集中できて、(社会的に成功した)今の僕がいます」と語る吉田さん(仮名、57歳)(イラスト:堀江篤史)

結婚も就職も一人(一社)と寿命や定年まで添い遂げることが珍しい時代になっている。離婚や退職は失敗ではなく新たなスタートだと思えばいい。今後、離婚経験者に「バツイチ」などと×を付けて呼ぶことが不適切になっていくかもしれない。

バツ2ではなくマル3の経歴を持つのが、大手小売業の経営陣に入っている吉田恒弘さん(仮名、57歳)。東京都心にある勤め先に毎日出社しているが、自らが経営する会社もあり、5社以上と経営コンサルティング的な契約を結んでいるという。年収は4000万円を超えている。

4年間で払った娘の学費は8000万円

「娘がアメリカの私立大学に通っていたので、円安になってからは学費もはね上がりました。生活費を含めると年間2000万円近く仕送りしなければなりません。税金で引かれるのを考慮すると、最低でも4000万円は稼ぐ必要があります。一生懸命に働きましたよ」

4年間で払った8000万円でちょっとした家を買えましたね、と軽やかに笑う恒弘さん。今は港区内の低層マンションで3度目の結婚生活を送っている。小柄で恰幅が良く、頭髪は薄め。年齢相応の外見だ。ただし、やや早口でにこやかに話し始めると若々しい印象を受ける。アメリカ生まれの恒弘さんは東京郊外の私立学校で高校時代までを過ごし、国立大学を卒業後は外資系企業に就職した。26歳で結婚した相手は4歳年上の上司だったと明かす。

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