3度の結婚で「娘に2000万円仕送り、前妻に財産半分と生活費」→それでも「1人はつらいから彼女欲しい」57歳の思考

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「職場でもプライベートでも仲が良かったので結婚しました。僕は天邪鬼で破天荒な性格、一方で彼女は毎週教会に通うほどまじめ。全然違うのが面白かったのですが、日々の生活はまったく合いませんでしたね。海外赴任先の職場で別の女性を見つけて乗り換えてしまいました」

毎月100時間も残業していたけれど、毎日のように飲み歩いていたので貯金は全然なかったと振り返る恒弘さん。幸いなことに慰謝料を請求されることもなく、4歳年下の韓国人であるソヨンさん(仮名)と再婚。30歳のときだった。

その後は22年間の結婚生活が続いて一人娘にも恵まれた。ただし、シミュレーションゲームに夢中になるような感覚で仕事に打ち込んでいるという恒弘さんは、家庭向きではなかった。

「ゴハンと旅行は一人だとつらいので、彼女は欲しいです。責任を取るために結婚しますが、子どもができると夫婦関係は変わりますよ。以前はよく行っていた旅行にも行けなくなってしまいました」

外で適当に遊んでいたという恒弘さん。ソヨンさんにはバレていないというが、すでに性的なパートナーとしての関心は持たれていなかったのかもしれない。2011年の東日本大震災の後は妻子を韓国に「逃がし」、自分は仕事と交際にすべての時間を使える状況に突入した。

すべての時間を、家庭でなく仕事やインプットに使った

「成功の秘訣をたまに聞かれますが、才能や効率改善の寄与度はせいぜい3割だと思っています。大事なのはやっぱり稼働時間です。家庭サービスをする必要がない僕は、土日も含めてすべての時間を仕事やインプットに使えます。睡眠時間も4時間程度です。8時間睡眠の家庭人よりも、稼働時間が圧倒的に多いのです」

あまり参考にならない秘訣を率直に語ってくれる。人に何かを頼まれると応えてあげたくなる親切心もあり、寂しがりでもある。そのへんが、恒弘さんのモテる秘訣かもしれない。

娘が高校を卒業したタイミングで、長く別居していたソヨンさんと離婚した恒弘さん。わずか1年後には3度目の結婚を果たしている。相手は、大手外資系企業でマネジャーをしている19歳年下の芳美さん(仮名)だ。

「同じような分野で働いている仲間の一人です。毎年地方で会議があるので、ついでに集まって飲んでいます。離婚した年にも会ったので、半ば冗談で『シンガポールで合流しない?』と海外旅行に誘ったら来てくれました。本当に来てくれるのか、ホテルでドキドキしながら待ったのを覚えています」

 恒弘さんは相手の見た目や年齢にはあまりこだわらない。大事なのは、「話していて楽しい、快活な人であること」と「ゴハンの相性」だ。

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