「人の命がかかっている」伝説の万引きGメンが忘れられない"限界超えた母"の事件…犯罪の温床になっている"セルフレジ"不正防止の秘策も明かす
では、その哲学の礎となった59年間という時間は、彼にとって何だったのでしょうか。
「経験は、“貯金”と一緒です。銀行の貯金は使えば減るけれど、経験という貯金は、使えば使うほど増えていくんですよ。利息もつくしね」
そう言って、79歳とは思えないほど屈託なく笑う望月さん。
彼が語る「利息」とは、人を深く理解するための「眼」であり、時に厳しく、時に優しく人と向き合うための「知恵」なのかもしれません。
「幸い、私はその貯金をたくさん貯めることができました。この会社が今日まであるのも、こんな私を信じてついてきてくれた職員たちのおかげ。本当に、それだけです」
新たにスクール開校!? 伝説はまだまだ終わらない
取材の最後に、望月さんは「近日中に、ウェブでGメンスクールを開校する予定なんですよ」と、まるで少年のように目を輝かせながら、未来の計画を語ってくれました。
経験という膨大な貯金を元手に、彼はまた新しい挑戦を始めようとしています。
伝説は、まだ決して終わらない。
その穏やかな表情の奥には、どこまでも熱く、そして深い「思いやり」の精神が燃え続けていました。
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