「言われたことしかやらない子」の悲惨な末路。わが子をAI時代の指示待ち人間にしない、親ができる最高の質問とは?
「目的を決められる人間」に育ち、AIを使う側に回り、AIの恩恵を受ける人材になるにはどうしたらよいのでしょうか?(写真:Mills/PIXTA)
わが子の将来を案じるあまり、つい「宿題は?」「明日の準備は?」と先回りして声をかけてしまう。
多くの親が日常的に行っている、その「よかれ」と思った行動が、AI時代に最も危険な「指示待ち人間」を育てる原因になっているとしたら、どうだろうか。
新刊『AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』を上梓した三浦慶介氏は、AI時代に価値を持つのは「AIに指示を出す側=目的を自分で決められる人間」だと断言する。
わが子を「AIに使われる側」ではなく「使いこなす側」に育てるために、親ができることとは何か。本記事では、同書から一部抜粋・再構成し、子供の思考停止を防ぎ、「自分で考える力」を育てる「最高の質問」を解説する。
親は無意識に「指示待ち人間」を育てている
親というのは子供につい口出しをしたくなってしまうものです。
かくいう私も小学生の子供が2人いますが、気づいたら
「先に宿題をやりなさい」
「明日の準備は?体操服はいるの?」
「早く寝なさい」
と、細かいことをいちいち指示してしまうことが多くあります。
しかし、この「〇〇しなさい」という指示をすること自体、AI時代に適応する子供を育てるにはリスクがあると感じています。
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