「言われたことしかやらない子」の悲惨な末路。わが子をAI時代の指示待ち人間にしない、親ができる最高の質問とは?

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何が「良い」資料なのかは、状況によって異なります。

セミナー用の資料なのか、クライアントへの提案資料なのか。

細かい情報が重要なのか、メッセージのシンプルさが重要なのか、等々。

それを指示していないのに“良い”資料ができることはありません。

そして、その判断ができるのはAIではなく人間なのです。

「AIはまだ仕事では使えない」という人の大半は、この点を勘違いしています。

相手が人間でもAIでも、あいまいな指示のもとでは良い仕事はできません。

目的を明示し、どんな要素を満たすべきかを指示するのが人間の役割なのです。

親の「質問」が子供の未来を変える

最近ではSNSでも、投稿の内容について何も考えずにGrok(X、旧Twitterの提供するAI)に解説依頼をする、というケースをよく見かけるようになりました。

内容の解釈こそが人間の役割なのに、そこをAIに依存しているということは、人間の役割を自ら放棄してしまっていることに他なりません。

このような「考えることを放棄するスタンス」は、AI時代の仕事においてもっとも早く淘汰されていくものです。

自身の子供をそうさせないためにも、子供の思考を引き出すような質問を心がけるようにしましょう。

もちろん、子供のストレスにならない範囲で、です。

三浦 慶介 株式会社グロースドライバー代表取締役社長

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みうら けいすけ / Keisuke Miura

1983年生まれ。一橋大学法学部卒業。サイバーエージェント、リヴァンプ、グロース上場企業スパイダープラスのCMOを経て2025年に独立。ゲーム・小売・飲食・教育・建設Techなど幅広い業界で事業成長を牽引。会員数150万を超えるヒットゲームの開発、数百万人が利用するCRMアプリの企画・開発、年間数十億円を運用するマーケティングチームの内製化、1年で生産性を160%改善する営業改革など、業種・業界を問わない事業成果を実現。現在は「AI時代の人材育成×事業戦略」を専門に、事業成長の伴走支援と知見の体系化に取り組む。著書に『AI時代に仕事と呼べるもの』(東洋経済新報社)がある。

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