こんな出来事もあった。父親のはからいで、母親と約7年ぶりに再
母親は、大和さんがホストをしていることを知らない。
「今後は私たちに関わらないでほしい、
感動的な和解が待っているかと思いきや、まさかの展開である。だが世の中は美談だけではない。これもれっきとしたドキュメンタリー。それでも大和さんは、自分の人生を歩んでいくだけだ。
いずれは父のいる京都へ戻りたい
現在、31歳。ボクサーとしての現役生活があまり長くないと自覚し、引退後のことも思い描いている。
「70歳を過ぎた父親が、いまも京都で1人で住んでいるんです。ボクシングを引退したら、京都に帰ろうと思います。そして男の子が働けるバーを開きたいですね。僕はホストで人生が好転したので、(夢を持つ若者たちが)働ける場所になればうれしいし、ビジネスとしても成功させられたらと思います」
真剣にスポーツに向き合いたいと、新卒9カ月で会社を辞めた。安定した生活を失った代わりに、唯一無二の人生を送っている。ジムでの練習中、大和さんの体から噴き出す汗が、やたら眩しく見えた。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら