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日本出身力士が再び優勝する日はいつなのか 57場所連続で外国出身力士が優勝中だが・・・

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  • 佐々木 一郎 日刊スポーツ新聞社編集局スポーツ部次長
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2002年には日本相撲協会内の申し合わせ事項として、外国人力士の枠は1部屋1人(すでに在籍している力士や部屋の合併は除く)としたが、その狭き門をめぐって選抜された人材が来日するようになった。受け入れる部屋も1枠しかないなら、やる気と素質がある者を選ぶのは当然だ。

人生をかけて来日する外国人力士

現在、角界には43部屋があり、外国出身力士不在は11部屋。強い外国人を倒すことを目標に日本人のみの育成を貫く部屋もあるが、そうでない部屋には、今も海外からの売り込みが珍しくない。23歳未満で希望すれば新弟子検査を受けられる日本人と、人生をかけて来日する外国人とでは、ハングリーさに違いが現れることは否めない。

モンゴル人力士のパイオニアで、2005年に日本国籍を取得した旭天鵬(現在は大島親方)はその翌年に日本人と結婚し、2012年夏場所で初優勝した。今年の名古屋場所限りで引退したが、現役時代にこう言っていた。

「外国から来た人はみんな、日本の文化や言葉を学んでマゲを結って頑張っているんだ。だから、モンゴル人だからとか日本人だからとか国籍に関係なく応援してもらえたらありがたいね」

そのメッセージは、熱心なファンには確かに伝わっている。本当に大相撲が好きな人の多くは、力士の国籍に関係なく、大相撲の魅力に引きつけられているのだ。ところが、大相撲に詳しくない人は、こうぼやく。

「結局、優勝するのはモンゴル人ばっかりでしょ?」

「日本の力士は勝てないねえ」

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【実に奥深い相撲の魅力】

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