
中国は「ヒト型ロボット」の研究開発で世界最先端を走る。写真は2025年4月に北京市で開催されたヒト型ロボットのマラソン大会(北京人形機器人創新中心のウェブサイトより)
中国のロボット業界で「ヒト型ロボット」の開発エンジニアの求人が爆発的に増加している。
人材サービス大手の智聯招聘が6月16日に発表した最新レポートによれば、ロボット業界全体では2025年1月から5月までの求人件数の増加率は前年同期比6%だった。そんななか、同じ期間のヒト型ロボット分野の求人件数は前年同期の5倍余りに急増した。
ロボットメーカーが開発加速
ヒト型ロボットの要素技術の中でも、メーカーの求人需要が特に大きいのが(ソフトウェアの)アルゴリズム系や機械構造系の開発エンジニアだ。
智聯招聘のレポートによれば、ヒト型ロボットは製造業や介護・見守りサービスなどの(人手不足が深刻な)現場で潜在ニーズが高まっており、メーカー各社が開発を加速。それに伴いエンジニアの求人がうなぎ登りに伸びているという。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら