ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』が"競馬題材"で人気の訳。競馬ファンだけでなく、一般視聴者も夢中に?「有馬記念」に向けて盛り上がりが加速か
安定の人気を誇るTBS日曜劇場枠の秋ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』が好調だ。世帯平均視聴率は初回11.7%から第2話10.4%、第3話10.3%と2桁をキープ。豊作の秋ドラマのなかでNo.1の出足になった。
本作は、競馬という勝負の世界を舞台に、その裏側で、命をかけて闘う競走馬に人生を捧げる裏方のスタッフたちと、ビジネスの世界で企業経営の論理に抗いながら夢を追いかける馬主の絆を描く。その熱い人間ドラマは、すでにSNSやネットニュースで話題になっている。
リアルの競馬とリンクする本作は、ドラマファンだけでなく、競馬ファンを巻き込んで大きく盛り上がりつつある。劇中で主人公が掲げるのは、JRA(日本中央競馬会)のG1レース・有馬記念の制覇。リアルでは12月28日に開催されるが、そこに向けてさらなる競馬ブームが起きていくかもしれない。
“人間と競走馬”の20年にわたる壮大な物語
本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞などを受賞した作家・早見和真氏の同名小説を原作にする、競馬の世界でひたすら夢を追い続けた熱き大人たちの物語。家族や仲間たちとの絆で、数々の奇跡を起こしていく人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーが描かれる。
主人公は、大手税理士法人に勤める税理士・栗須栄治(妻夫木聡)。第1話で、顧客企業・ロイヤルヒューマン社の不採算事業である競馬事業部の実態調査を依頼を受ける。


















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