ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』が"競馬題材"で人気の訳。競馬ファンだけでなく、一般視聴者も夢中に?「有馬記念」に向けて盛り上がりが加速か

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常に安定した人気のある競馬だが、そのブームはハイセイコーやオグリキャップ、ディープインパクトなど一世を風靡した伝説の競走馬の登場とともに、時代ごとに周期的に起きている。一方、近年では、アニメとゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の大ヒットで、アニメファンなどの若い世代に競馬への関心が広がっていた。

そうしたなか、いまJRAの主なG1レースの指定席券は抽選となり、入手困難なプラチナチケット化している。すでに競馬人気は高いのだが、本作からドラマファンを経て、一般層により広く波及していくかもしれない。それが大きな波になれば、社会的な競馬ブームの再来につながる可能性もあるだろう。

年末の有馬記念はドラマとリアルが連動?

本作のクライマックスは、耕造演じる佐藤浩市のセリフで何度も出てきている、JRAのG1レース・有馬記念だ。劇中で耕造は、ファン投票で出走馬が決まる有馬記念を、人気と実力を兼ね備えるNo.1の競走馬を決めるレースとし、そこでの勝利を目標に掲げている。

今年の有馬記念はリアルでは12月28日に中山競馬場で開催される。競馬ファンにとって有馬記念は、1年を締めくくる恒例の一大イベントとなるレースであり、年末の風物詩にもなっている。

今年の年末は、リアルの有馬記念にドラマの話題が乗っかって、より盛り上がることが予想される。ドラマを競馬ファンが話題にし、リアルの有馬記念にドラマファンが注目する。双方から相乗効果的に盛り上がり、例年以上に注目される社会的関心事になっていくかもしれない。

競馬ファンの間では、有馬記念に妻夫木聡や佐藤浩市、安藤政信、松本若菜ら『ザ・ロイヤルファミリー』の面々が登場するのではないかという期待値を含んだ予想がすでにささやかれている。

今年の年末は競馬が一大ブームになっているかもしれない。

目黒蓮
第4話で登場予定の目黒蓮演じる人物。どのような役柄になるのだろうか(画像:TBS公式サイトより引用)

また、今作の注目のひとつは、まだ登場していない目黒蓮。いよいよ第4話から姿を現すことが次回予告で明らかになったが、どのようなポジションの役になるのか、注目が高まっている。目黒蓮の登場とともに、さらにファン層も話題も広がるかもしれない。

すでに今期の話題性No.1ドラマになっている本作だが、この先、もう一段階ステップが上がった盛り上がりになる可能性を秘めている。

【もっと読む】「完璧な俺の、何がダメだったんだ!?」。竹内涼真演じる《モラハラ男》が大バズり!ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が愛される真因 では、ネットでバズる秋ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』について、ライターの武井保之氏が詳細に解説している。
武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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