年収1000万円を超えるには「朝たんたん」がカギ!? パフォーマンスを高める食事・落とす食事を食事指導のプロが解説
2022年の国立長寿医療研究センターと味の素の共同研究によると、タンパク質(アミノ酸スコア)の高い朝食が、認知機能の低下を防ぐ可能性を報告しています。体だけでなく、頭にもスイッチを入れるために、朝こそたっぷりタンパク質が必要なのです。
3つ目は、睡眠のスイッチを入れる役割です。朝のタンパク質が、16時間後に「睡眠ホルモン」であるメラトニンの材料になるからです。睡眠は「記憶の接着剤」と言われるほど重要な時間です。さらに、睡眠は脳に溜まるごみ(アミロイドβ)を洗い流す洗濯の時間でもあります。睡眠時間が短く5時間未満の人は、認知症リスクが2.64倍になることがわかっています。
睡眠不足に悩むビジネスパーソンも多いようですが、睡眠の質を上げるには睡眠ホルモンをしっかり出すことが必須。その原料が朝のタンパク質です。良質な睡眠は、朝食から始まると心得てください。
最後に、手早く簡単にできる、おすすめの朝食メニューを挙げておきます。
食事の乱れは「残業80時間」のストレスに相当
様々な業種の企業で研修をしていると、決まった時間に食事をすることが容易ではないと痛感します。緊急対応が求められる医療関係者、お客様対応が優先となるタクシードライバー、シフト制で働くアパレル店員、飲食業の従業員、政治家の答弁を緊急で作らなくてはいけない官僚、事件が起こると最優先で報道が求められるメディアの方──。
食事時間が不規則になりがちな仕事は、体内時計や代謝のリズムを崩しやすく、集中力や体調にも影響します。第90回日本産業衛生学会で発表された研究によると、食事時間の乱れは、その負荷がなんと残業80時間に匹敵するといいます。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら