年収1000万円を超えるには「朝たんたん」がカギ!? パフォーマンスを高める食事・落とす食事を食事指導のプロが解説

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●朝食は炭水化物とタンパク質をセットで

では、朝食を摂りさえすれば何でもよいのかといえば、そうではありません。

企業研修でビジネスパーソンが朝食に何を食べているのかを書き出してもらうと、コーヒーとパンにジャムやバター。コンビニおにぎりや菓子パンを買ってオフィスで食べるなど。中にはゼリー飲料が朝食という方もいました。とにかく、最低限の炭水化物でエネルギーを注入する、という感じでしょうか。

もちろん、何も食べないよりはよいことです。しかし、パフォーマンスを上げたいのであれば、内容にもう一歩こだわりましょう。キーワードは「朝たんたん」です。朝食に「炭水化物」と「タンパク質」をセットでとることで、集中メシになるのです。

朝食とキャリアには強い相関関係がある

●「朝たんたん」で年収1000万円を超える!?

東北大学加齢医学研究所の研究によると、朝食をきちんととらない、またはおかずをバランスよく摂取しないグループでは、脳の働きが低下し、学力にも影響が出ることがわかっています。

さらに、朝食に炭水化物とタンパク質をしっかり摂ること(=「朝たん」)で、学力が高く、志望校に合格し、年収1000万円以上の高パフォーマーと結びついていることがわかりました。逆に、朝食をとらないグループは年収500万円未満の人が多いという結果もあります。因果関係とまでは言えませんが、朝食とキャリアには非常に強い相関関係があり、人生に大きな影響を与えると言えるでしょう。

なお、ビジネスパーソンにアンケートを取ると、朝食をとっていないのは意外と年配の方が多いです。朝は軽いほうがよい、朝から脂っこい食事はすべきではない、という昔の風潮が影響しているのかもしれません。しかし、時代は変わりました。最も大切なのは朝食なのです。

●朝のタンパク質でアタマもカラダも絶好調

朝のタンパク質には大きく3つの役割があります。

1つ目は、カラダにスイッチを入れる役割です。筋肉は24時間、「合成か」「分解か」どちらかの信号の強いほうに傾きます。朝食にタンパク質がないと、間違いなく筋肉は分解のほうに傾きます。朝に十分な量のタンパク質を摂れないと昼食まで分解が進んで、カラダに力が入りません。万全の体調だからこそ、集中力もとことん発揮できるのです。

2つ目は、アタマにスイッチを入れる役割です。「集中力ホルモン」、セロトニンの材料はタンパク質ということ。仕込みができていなければ集中力も発揮しようがありません。

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