なぜ私たちは休めないのかー必要なのは"時間の再設計"という発想。《休息は生き延びるための基本》

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明らかに必要な時間(睡眠など)と、明らかに減らせる時間(テレビ、ショッピング、家事など、デフォルト・モード・ネットワークにあまり貢献しないもの)があります。

睡眠をとっているあいだは、他のことは同時にできません。42パーセントのうち、残りの時間では同時に複数のことをします。

家族や友人と交流しながら、食事をしたり、散歩をしたり、エクササイズのクラスに参加したりできます。大切なのはそれが〝ウェルビーイングの時間〞として区切られていることです。こうして区切ると、シンプルです。

24時間/1週間のスケジュールワークシート

最初のスケジュールには、あなたが実際に使っている時間を記入します。もし規則正しい生活を送っているのなら、まとめて記入できるでしょう。スケジュールがよく変わるなら、1日ごとに記入して、1週間がどんなふうになるか見てみましょう。

1日のスケジュール
(画像:『与えすぎてしまうあなたへ。もう無理… 崖っぷちから自分を救う処方箋』より)

①睡眠時間を記入します。最低限、実際にあなたが寝る時間にします。睡眠時間には、寝つくまでの時間や、目覚ましが鳴ってから、実際に起きるまでの時間も含めるようにしましょう。これが〝睡眠の機会〞になります。

②定期的な予定を入れます。たとえば、

a:仕事(通勤時間も)

b:子どもの活動とケア

c:社会活動、パートナーとの活動も含む

d:食事、準備の時間も含む

e:お風呂/シャワー/髪のケアの時間

f:ショッピング(食料品の買い出し、オンラインショッピングを含む)

g:テレビ、インターネット/ソーシャルメディア、ソロゲームに携帯電話を見ている時間

③定期的ではないものの、予測できる活動。通院や車のメンテナンス、家の修繕など。参考に過去12カ月で、こうしたものにどのくらい時間を使ったかを見てみましょう。すべてを足して52で割ると、1週間の平均が出ます。

④それぞれの活動を、つながり、休息(睡眠とぼんやりの両方)、意味、ストレス反応サイクルの完結で色分けします。

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