「メールへの即レス」は単なる手段にすぎない…【仕事が速い人】に抱きがちなイメージの"3つの誤解"

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ドーパミンの性質を知り、目的を見失わない力をつけることで、本来の目的を忘れずに1つの作業に集中できるようになります。

「仕事が遅い人」が口にしがちな2つの言葉

仕事が速い人の特徴として、「必要以上に悩まない」ことも挙げられます。思いどおりにいかなかったとしても、原因を分析して、「次はこうすればいいだけ」とシンプルに考えます。

『仕事が速い人があたりまえにやっていること 努力に頼らず「すぐやる人」になる40の仕事のコツ』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

でも、実はこれ、仕事が速い人が全員、「根がポジティブだから」というわけではないんです。

たとえば、なにか作業をするとき。要領がいい人は「明日の9時までに」「30分で」というように、具体的な期限を設けます。

すると脳内では、過去に作業をしたときの所要時間をもとに見積もりを立てることができるので、実現までの過程が明確になります。

仮に時間をオーバーしてしまったとしても、「自分の見積もりが甘かった」という事実だけを振り返るので、「どこに時間がかかったのか」という前向きな反省につなげられます。

一方で、仕事が遅いことで悩んでいる人がよく使う言葉があります。それは、「なるべく」と「できるだけ」です。

たとえば、「この作業は、なるべく早くやろう」と考えてしまうと、どうなるでしょうか。なにを・いつまでにやっておかなければならないのかが不明確なままなので、締め切りギリギリになって焦って対応することになったり、そもそも締め切りを忘れてしまったりするかもしれません。

すると、できなかった自分に対し、「また忘れてしまった」「なんで自分は対応が遅れてしまうのだろう」という後ろ向きな反省をしてしまいます。

菅原 洋平 作業療法士

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すがわら ようへい / Sugawara Yohei

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。1978年、青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、作業療法士免許取得。民間病院精神科勤務後、国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事。その後、ユークロニア株式会社を設立。現在、ベスリクリニック(東京都千代田区)で外来を担当する傍ら、企業研修を全国で行なう

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