九州民に愛される《野菜爆盛り》ソウルフードの凄さ…家でも作る"日常食"なのに「通わずにいられない」ローカルチェーンの正体

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開店30分前、佐賀県武雄市にある本店へ到着すると、すでに数人が並び始めていた。「テレビを観て、大阪から長崎へ行く途中に寄った」というトラックの運転手も。開店時刻の11時には20人ほどの行列ができていた。

五感が追いつかない、厨房の臨場感

店内に入ると「いらっしゃいませー!」の元気な声とともに、フワッと優しい豚骨スープの香りに包まれた。厨房からは、ジュワーッ、ジャーッという音が響く。

「ちゃんぽん、特製ちゃんぽん!」

カウンター越しに声が飛び、中華鍋に炎が立ち上がる。豪快に投入されているのは、ちゃんぽんの具材となるキャベツ、もやし、豚肉、玉ねぎ、青ねぎ、かまぼこ、ちくわ。豚骨スープも加わり、軽く煮込まれる。

厨房の様子
その動きはスピーディー!(筆者撮影)
厨房を囲むL字カウンター
立ち上る湯気、香ばしい匂い。厨房を囲むL字カウンターは、まさにアリーナ席。作っているのを見ながら待つ時間は、幸せな空腹だ(筆者撮影)
麺が茹でられている様子
中華鍋の隣では麺が茹でられている。どんぶりに茹で上がった麺が入り、その上に具材が山盛りによそわれていく。野菜の量は計っておらず目分量だというが、筆者が見たところ400gくらいはありそうだ(筆者撮影)
次ページカウンター席で待つ時間も楽しい
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