自律神経の不調などのある人は、身体がガチガチに緊張していてぎこちなく、背骨の動きが悪くなっている傾向があります。特に胸椎が硬くなっており、その代償として首や腰に痛みを抱えている場合も少なくありません。
ヨガやピラティスは自律神経によいエクササイズのひとつとされていますが、インストラクターさんが「背骨を1個ずつ積み上げていくのを意識して……」と言っているのを聞いたことはありませんか? やはり自律神経にとって、背骨の状態はポイントになりそうですよね。
そこでまずは、簡単な動きで背骨の動きを感じてみましょう。
少し大きめに動かすといいでしょう。頸椎がねじれていくのを感じられると思います。どちらか一方が動かしづらいなど、左右差があればそれも感じてみてください。
頸椎と、上側の胸椎が伸展する(伸びる)のがわかります。目安としては、鼻の奥のあたりが頸椎の1番目になります。
頸椎と、上側にある胸椎が屈曲するのがわかると思います。
背骨の場所をイメージして動きを感じる練習です。このように背骨の動きを意識しながら身体を動かすと、脳が背骨の位置や動きを認識するので、ストレッチや運動などをするときに身体全体を効果的に使うことができます。日常生活でも身体の動かし方が変わってくると思いますので、背骨に動きが出てくるでしょう。
ストレッチが難しいときは気持ちよく伸びをしよう
利き手や利き足があるように、だれでも身体の使い方には左右差があります。
ただ、過度に偏った身体の使い方が習慣になると、日常生活を送っているだけで身体のゆがみにつながります。特にデスクワークで長時間座りっぱなしの姿勢や、スマホの使用は、背中が丸まったり首が前に出たりしやすく、すぐに骨格のゆがみを引き起こします。


















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